痴呆の症状がある老犬に睡眠導入剤を与える

18歳になる老犬の介護をしている。

最近は、痴呆と思われる症状が色々と出始めている。

 

2018年5月上旬あたりから、起きている間は常に荒い息をするようになった。

疲れているわけでも、暑いわけでもないのに、常にハアハアと興奮して落ち着かない。

 

私の犬は、僧帽弁閉鎖不全症を患っているため、心臓の状態が悪化したのかと思い、動物病院に連れて行った。

心臓の聴診、血液検査とレントゲンの結果を見ての獣医師の答えは、心臓の問題ではなく、おそらく脳・神経の問題でしょうとのことだった。

 

興奮は日を追うごとにひどくなり、ひどいときは1日の半分近くをハアハアと荒い息をして過ごすようになっていった。

興奮して眠れず、眠れないからさらに興奮してしまう悪循環に陥っているように思えた。

 

そして、今日(7月7日)は今まで一番ひどい状態になった。

興奮が収まらず、キャンキャン泣き止まなくなったのだ。

脳・神経以外の原因もあるかもしれないため、再び動物病院に連れて行った。

 

スポンサーリンク

痴呆の症状の出始め

落ち着かない症状は徐々に進行していった。

腫瘍切除のため、腫瘍のできた尻尾ごと切断する断尾手術を受けたのが2017年10月。

その頃から、夜に小さく唸るような、ぐずるような鼻鳴きをたまにするようになった。

 

2017年12月あたりには、夜だけ鳴くことが増えた。

鳴くと言っても、座るときにキャンと鳴く感じだったので、痴呆なのか関節痛の影響なのかは不明だ。

 

獣医師の見立てでは関節痛の可能性が高いということで、12月下旬から痛み止めを一日1回与えるようなった。

痛み止めを与えると、鳴かなくなった。

しかし、1か月も経つとまた少しずつ鳴くようになる。

 

4月ごろになると、行動にも変化が表れはじめた。

今までは、庭に出すとそこから家の壁に沿って、反時計回りにグルグルと回っていたのだが、家の周囲を回らずに、時計回りで庭に大きな円を描くようにフラフラと歩くようになった。

 

そして、その円がいつしか小さくなり、手足の動きもロボットのようにぎこちなくなっていた。

やがて、時計回りに小さな円を描くようにグルグルと回るようになった。

 

これが痴呆の症状なのか、手足がうまく動かない影響なのか、その両方なのかは分からない。

行動の変化とともに肉体にも大きな変化が起きているのは間違いない。

その頃から、起きている時間は、興奮して荒い息をするようになってしまった。

 

はじめは暑さのせいかとも思ったが、エアコンの効いた部屋に入れても、呼吸が一向に収まる気配がみられないため、暑さが原因ではないと気づいた。

苦しそうな切ない鳴き声を出すことも徐々に増え、そして、2018年7月7日、長時間の激しい興奮状態に至った。

 

 

睡眠導入剤の効果

獣医師の診断結果は、やはり心臓の状態ではなく、脳・神経、おそらく痴呆症という診断だった。

以前から、痴呆の症状がひどくなった場合は、睡眠導入剤の使用を検討していたため、処方してもらう。

 

今回はあまりに興奮がひどいため、注射での処置となった。

処置の間、私は車の掃除に駐車場へ戻った。

動物病院に連れてくる間に、うんちを漏らしてしまったからだ。

掃除を終えて動物病院に戻ると、犬は睡眠導入剤の効果で、すでにぐったりしていた。

 

鳴くこともなく、ぐてっと横たわった体勢で、開いた口の横から舌が垂れていた。

興奮して暴れていた先ほどまでの状態との落差に、不安になった。

 

睡眠導入剤の持続時間は3~4時間。

注意事項として、食欲が増す可能性があると言われた。

 

とりあえず、10日分の睡眠導入剤を錠剤で処方してもらった。

寝つきが悪いときに使ってくださいとのことだった。

 

1日多くても使用は2回まで。1回与えて3~4時間経っても効果が現れないときは、連続してあげても構わないとのこと。

効果が弱いときは薬の量を調整して、適切な量を決めていくそうだ。

 

私の犬は中型犬で、体重が15キロほどある。

一回に与える睡眠導入剤の量は、1/2錠だ。

 

帰りは、動物看護士さんが、車まで犬を運んでくれた。

舌を口の脇から垂らして、ぐったりと横になっている様子を見て、大丈夫なのだろうかと不安になった。

帰りの車中では、眠ることはなくずっと目は覚めていたが、薬の効果で横たわったまま、鳴くこともなかった。

 

家に着くと、すぐに寝床まで運んだ。

しかし、まだ眠らない。

いびきのような不自然な呼吸、くしゃみを何回もする。

ハアハアと荒い息をしないことだけが救いだ。

 

時折、頭だけ起こしてあたりを見回す。

しかし、手足に力が入らないのか起きることは無い。

頭を起こしたり下げたりを何十回も繰り返して、犬が眠りについたのは、家に連れて帰ってしばらくした後、19時40分あたりだった。

18時15分頃に注射を打ったので、実際に効果が出るまで1時間半近くかかった計算だ。

 

その後、21時過ぎには起きていた。

眠っている間の隙間時間に買い物に出かけたが、帰ってきたら鳴き声が聞こえてきたので、注射を打ってから3時間後にはもう抜けているようだった。

私が部屋に入り声をかけると、すぐに泣き止む。

 

排泄させるため庭に出す。

すでに足腰に力は戻っているようで、自分の足で立つ。そして、歩き出した。

なぜか不思議なことに、以前よりもしっかり歩くようになっていた。

 

ここ数か月は、くるくると時計回りにしか歩かなかったのに、今は時計回りに歩きながらも、ときどき、フラフラと真っすぐ歩いたりしている。

体が以前よりも動くので不安が収まったのだろうか、庭にひとりで置いていても鳴かない。

 

これが睡眠導入剤の影響なのか、獣医に連れて行ったついでに、爪を切って足裏の毛をカットしてもらった影響なのかは分からない。

足先を触ると嫌がるから毛のカットを4か月以上していなかったけど、もしかすると伸びた足裏の毛の影響で、歩くことに支障が出ていたのかもしれない

 

若い時ならなんてことない毛の量でも、老犬にとっては大きな違いがあるのだろうか?

爪・足裏の毛の手入れは、若い時以上に、細かくチェックしていった方が良さそうだ。

 

睡眠導入剤は、犬の状態に合わせて一回の処方量が決まるそうなので、とりあえず10日分を使って様子を見ていこうと思う。

 

初めて睡眠導入剤を使った感想

睡眠導入剤を与えると、ハアハアと興奮して鳴きわめく状態は落ち着く。

とはいえ、睡眠導入剤は出来れば使いたくない。

眠りに入るまでの感じが不自然だし、体にも負担があるのは間違いないからだ。

 

老犬になると、眠っている時間が増えて、1日16時間くらいは寝る。

逆に言えば、8時間くらいは起きている。

 

朝・昼・晩と一日3回くらいウンチをするときに起きる感じだ。

起きた後はしばらく落ち着ているが、やがてはあはあと荒い息をして落ち着かない状態になる。

 

その状態で2~3時間過ごして、やがて疲れ果て眠りにつくのが今までのパターンだった。

しかし、最近は眠りにつくまの時間が長くなっていた。

 

ひどいときは、8時間くらい起きっぱなしで、ずっとはあはあと荒い息をしていることもあった。

一度寝てもすぐに起きて、また興奮し始めてしまうこともしばしばだ。

しかも、人が側にいないと鳴く(ひどいときは人が側にいても鳴く)。

 

今後の指針としては、排泄で起きて少し運動した後なかなか眠らないとき、具体的には寝床についても2時間以上興奮が収まらないようなら、睡眠導入剤を与えていく予定だ。

痴呆で脳の状態がおかしくなっているために興奮しているので、おそらく犬自身起きていて辛いんじゃないかと思う。

 

飼い主である私の体力も、無尽蔵にあるわけではないので、どこかで折り合いをつける必要がある。

飼い主が倒れてしまっては、犬は誰にも介護されずにひどい状況になるのは火を見るよりも明らかだ。

睡眠導入剤を上手に使って、残り短い余生のQOLを高めていければと思う。

スポンサーリンク
介護日記

資産生活者を目指して投資と節約の日々。割安性重視。国内株式投資メイン。

虫歯と歯周病を恐れている。予防歯科にこだわる。最高の歯医者さんと歯科衛生士さんとの出会いを求めているが、未だ出会えず歯科ジプシー中。

アイドル(ほぼ乃木坂)は人生の潤い。乃木坂一期生齋藤飛鳥さん卒業と同時にオタ卒予定。

バイクは、CBR250R。原付2種沼の魅力にハマりかけている。

髭脱毛のため脱毛器ケノン実践中(2017年6月~)。

オザワをフォローする
オザワをフォローする
オザワの静かな生活
error:Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました