FIRE後に気づいた真実:人生を戦場にしない幸福論

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なぜFIREしても「戦場」から逃れられないのか

「戦場」とは終わりのない競争である

私はプロフィールで「人生が常に戦場であり続けることがないようにします」という価値観を掲げています。

この「戦場」とは、単なる労働のことではありません。それは、ゴールが設定されていない、終わりのない競争や義務感を意味しています。

たとえ経済的に自由になったFIRE後であっても、人は簡単にこの戦場に戻ってしまいます。

戦場の種類追求する価値観隠れた罠(後悔の原因)
経済の戦場資産額の最大化、節約の徹底「もっと増やさなければ」という不安に駆られ、際限なくお金に執着してしまう。
効率化の戦場時間や手間の徹底的な効率化「無駄は許されない」と自分を追い込み、人生の余白や心の平穏を失う。
自己改善の戦場他者との比較、最新情報の収集常に最高の自分でなければ」と、休息を忘れて疲弊してしまう。

私が目指すのは、これらの無駄な戦いから降りるという賢者の選択です。

人生は金融資産と「非課税資産」の二重構造

多くの人は、お金(金融資産)を増やすことが戦場からの脱出だと考えます。

しかし、金融資産の積み上げを追い求めることは、税制との果ての無い競争という次の戦場を生み出す行為に他なりません。

つまり、金融資産だけでは「戦場」から永遠に逃れられないということです。

戦場を終わらせるためには、健康・知識・幸福感といった形を持たない非課税資産への投資が不可欠です。

  • 金融資産(課税対象): 株、債券、現金など。増やしすぎると税金対策という新たな戦場が生まれます。
  • 非課税資産(非課税・戦場を終わらせる): 健康、知識、幸福感。これらは税金がかからず、誰も奪うことができない「心の平穏」に直結する資産です。

人生を常に戦場にしない」戦略とは、金融資産から非課税資産へと、エネルギーを配分し直すことなのです。

🌴 戦場から「楽園」へ:具体的な価値観の転換手順

戦場から抜け出した後、私たちが目指す究極のゴールは「楽園」です。

「楽園」とは、競争や不安、日常の煩わしさという戦いが完全に終わった、満ち足りた状態を意味します。

この「楽園」を築くことこそが、後悔を最小化した果ての行き着く先、後悔ゼロ研究所の理想郷となります。

【日常の快適さ】煩わしさとの戦いを「ゼロ」にする

戦場を終わらせるために今すぐ出来る方法は、日常の小さな煩わしさを徹底的に排除することから始まります。

例えば、私の場合は「後鼻漏」「ささくれ」といった地味な身体の不調があります。

これらを放置することは、日々の幸福感を損なう見過ごすことのできない問題だと捉えています。

私の行動指針は、手間のかからない仕組みでこれらの煩わしさを「ゼロ」にすることです。

  • 煩わしさ排除の例:
    • 加湿はしたいが加湿器のメンテナンスは面倒。無駄な手間のかからない加湿方法を実践する。または、メンテナンス容易な加湿器を使用する。後鼻漏対策記事はこちら
    • ポンプ式ハンドミルクパックご飯の活用で、手肌の荒れ(ささくれ)洗い物という手間を最小限にする。独身FIRE流ささくれ対策はこちら

【投資の軸】投資ルールをシンプル化する

FIREすることは投資することと同義です。投資の世界は、情報戦という名の戦場です。

この戦場を終わらせるために、バリュー投資家である私は投資判断の軸を極限までシンプルにしています。

バリュー投資家投資ルールはたった一つ。「安全域が小さくなったら売る」「安全域が大きくなったら買う」。

これは、「感情的な判断」や「流行に踊らされること」という煩わしさを排除するための行動指針です。物差しは割安かどうか、すなわち安全域です。

ルールを明確にすることで、常に相場と戦うという重圧から解放されます。

【資産の機能】「量」ではなく「質」に焦点を移す

人生を戦場と化す原因は、「資産額」という数値目標を追い続けることです。

私の目標は、「資産額ではなく資産の機能に焦点を移すこと」と明確に定めています。

居場所求めるもの
戦場にいる人資産額(例:〇億円)
戦場を降りた人資産の機能(例:毎日の心の平穏、健康を守るための選択肢、学び続けるための時間)

プロフィールにある「人生が常に戦場であり続けることがないようにします」という言葉は、資産を「戦い」のための武器から、「幸福」を追求するための防具へと変える、私の揺るぎない哲学の表明なのです。

📓 この哲学を裏付ける書籍

この「戦場からの脱却」という考え方を、論理的な裏付けとしてさらに深めるために、以下の書籍を推奨します。

エッセンシャル思考:最小の時間で成果を最大にする

著者名:グレッグ・マキューン

概要

この本は、「あれもこれも」という無限の義務感(戦場)から解放されるための最も合理的な思考法を提供します。

99%の無駄を徹底的に排除し、あなたの時間とエネルギー本当に価値のある1%に集中させるという考え方は、日常の煩わしさの排除を追求する哲学と完全に一致します。

この思考を身につけることが、「楽園を築くための論理的な土台となります。

📌 行動指針:無駄な戦いをやめる勇気

人生が常に戦場であり続けること」がないようにするには、無駄な戦いをやめる勇気が必要です。

  • 日常: ささくれ洗い物といった小さな煩わしさを、手間ゼロの仕組みで徹底的に排除。
  • 投資:確立した投資ルールの徹底。市場に溢れるあらゆるノイズを排除。
  • 資産: 過剰な資産の積み上げを避け、知識、健康、幸福感という非課税資産の積み上げへ移行。

戦場は絶えず私たちの目の前に現れます。

戦場にいることが当たり前の世界で戦場から降りる選択肢を選ぶのが、FIREの本質だと私は捉えています。

後悔最小化フレームワークやエッセンシャル思考を身につけて、徹底的に戦場を避ける。それがFIRE生活における後悔最小化戦略の鍵です。

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