一生自分の歯でごはんを食べたいオザワ(@HarohelloHello)です。
3か月ごとに定期検診を受けていたにもかかわらず、突然3か所の虫歯を告知されました。その詳細はこちらの記事でご覧ください。
フッ化物配合歯磨剤やフッ化物洗口剤ミラノール利用して予防していたのですが、無念です。そもそも虫歯を100%予防する方法はありません。特に二次カリエスに関しては予防不可能なんじゃないかと思っています。
とはいえ、甘いものを極度に節制したりはしていませんでした。むしろ、好んで食べていました。もちろん、甘いものは食後にまとめて食べるといった配慮はしてましたけどね。間食も含めて食事回数が増えると虫歯になりやすくなります。
衝撃の虫歯3本告知をきっかけに「もう生涯スイーツを口にしない!」という決意を固めたいところですが、難しいです。チョコレートの美味しさ、ショートケーキの感動、真夏のアイスの幸福をすでに私は知っています。無知だったあの頃には戻れないのです。
甘味をタバコに置き換えてみると、喫煙者の方がタバコを止められない気持ちが少し分かります。習慣を変えることは本当に難しいです。
現在は治療進行中のため、スイーツをほぼ食べない生活をしています。人生でこれほど長い期間砂糖を口にしないのは初めてかもしれません。やっぱり私は甘いものが好きなんだと、食べるのを禁止にして改めて気づかされました。
今は砂糖が入っていない無糖カフェオレを作って飲むのが、唯一のスイーツです。牛乳のほんのりとした甘味だけが癒しです。
歯医者さんだって虫歯になる
ところで、皆さんは「歯医者さんは虫歯にならないのだろうか?」という疑問を持ったことはありませんか? 私は小さい頃から疑問に思っていました。
結論から言うと、歯科医師も虫歯になります。当たり前ですが、人間である以上虫歯を避けることはできません。
歯科医師にある大半の虫歯は、おそらく歯科医師になる前に出来たものでしょう。歯科医師になるための教育を受けて歯科医師になった後は、二次カリエスくらいしかなっていなんじゃないかと思われます。それくらい一度虫歯になって治療した歯というのは厄介な存在なのです。
二次カリエスを恐れているからこそ、歯医者さんは自分や身内の治療の際に保険治療の銀歯を使わずに自費治療のセラミックや金歯で補綴します。
どんな優れた歯科医師であっても被せ物の下を磨くことはできませんからね。精度の高い補綴物だけが頼りです。
歯科医師が食べないもの
虫歯にならない特異体質が歯科医師に備わっているわけではないことが分かりました。では、一般人に無くて歯科医師が持っているものは何か? それは知識です。歯科医師は虫歯のメカニズムを理解しています。何を食べたら虫歯になりやすか把握しているのです。
歯科医師が歯の健康を守る上で意識的に食べないもの調べてみました。歯科医師と言えどさすがに人間ですから、下記に挙げた食品を全く食べないということはないでしょう。しかし、一般の人と較べたらごく少量しか食べていないでしょう。
歯科医師によって多少の違いはあっても、下記に示した食品は大体の歯科医師が避けているようです。
砂糖入りのジュース
砂糖(ショ糖)は歯の大敵です。液体に砂糖が溶けている場合、咀嚼することがないため唾液による緩衝作用・再石灰作用があまり期待できません。
普段意識することは少ないかもしれませんが、実は唾液が虫歯から歯を守ってくれているのです。
原材料に砂糖と書かれていなくても、ブドウ糖果糖液糖・果糖ブドウ糖液糖と書かれていたら、それらは砂糖同様に虫歯リスクが高いです。
スポーツドリンクは一見体に良さそうですが、砂糖や果糖ぶどう糖液糖が大量に含まれているので虫歯になりやすい飲み物です。積極的に摂取する必要はないですね。
私は小さい頃に野球少年団に所属しており、ポカリスエットやアクエリアスが好物でした。凍らせたスポーツドリンクは、昼食時になってもキンキンに冷えていて美味しかったのを覚えています。
歯にとって最悪の習慣を叩きこまれた野球少年団時代。もし野球をやっていなければ、もう少し良い歯の状態で今の年齢を迎えられたかなと時々後悔に苛まれます。
一方、飲み物は一瞬で口を通り過ぎてしまうので、そこまで虫歯リスクは高くないのではという意見もあります。いずれにせよ、砂糖入り飲料はメリットよりもデメリットの方が大きい飲み物であることは間違いありません。
フルーツジュース
果汁100%ジュースでも歯に優しいということはありません。果糖も虫歯の原因になります。
飴・キャラメル・グミ
歯にぺったりとくっついたり、長時間口腔内に存在するお菓子は、歯を虫歯の危険に晒します。キャラメルを歯にくっつけて長時間味わうといった癖がある方は、虫歯志願者と言って差し支えないでしょう。
チョコレート
虫歯になりやすいお菓子と言えば、チョコレートは代表的な存在です。虫歯の原因になる砂糖(スクロース)が大量に入っていて、粘り気もあります。歯に悪そうなイメージしか湧きません。
ですから、バレンタインデーにチョコが一個も貰えなくも悲しむことはありません。むしろ、喜ぶべきことです。虫歯リスクを遠ざけている勝ち組です。
菓子パン
砂糖が大量に含まれており、パンが唾液と混ざると歯にねちょねちょとこびりつきます。
ドライフルーツ
近年人気のドライフルーツにも砂糖がたっぷり含まれています。今や朝食の定番メニューとなったグラノーラにもたくさん入っていますね。
砂糖が入っていて、かつ、ねばねばと粘着するような食べ物はイメージ通り歯に悪いです。ドライフルーツを噛んで詰め物が外れてしまうこともあります。また、ドライフルーツは硬さもあるので、歯の欠けや割れの原因にもなります。
硬い食べもの(アーモンド・お煎餅・氷)
硬い食べものは歯に負担を与えます。歯が欠けたり・割れたりする可能性があります。なかでも歯根破折といって歯の根が割れてしまうと、そのまま抜歯という最悪の事態に至る可能性があります。虫歯でない健康な歯が割れてしまったが故に抜歯になるのは本当に悲しい事態です。
また、破折に至らなくてもマイクロクラックといって細かいヒビ割れが歯に出来てしまう可能性もあります。マイクロクラックは将来的に欠けや割れを起こしたり、虫歯を誘発する可能性があります。
歯のヒビ【小机歯科医院】
私はミックスナッツが好きで良く食べていたのですが、この話を知ってから食べるのを止めました。補綴物だらけの私の歯は、間違いなく一度も削っていない歯よりも弱いです。割れやすい・欠けやすい状態なので注意する必要があります。
虫歯になりやすい食べものを食べた時は即歯磨き
歯医者さんが食べない物、虫歯になりやすい食べものを食べた後は、歯を一刻も早く磨きましょう。歯の表面にこびりついている歯垢(プラーク)が糖質を取り込める状況が続くと、虫歯になるリスクが高まります。食事中以外、口の中は常に綺麗な状態であるのが好ましいです。
外食した後など歯を磨けない状況のときは、口をたくさんゆすいだり、お茶をがぶ飲みしたり、キシリトールガムを噛んで唾液を循環させて、少しでも口内が綺麗になるように努めましょう。
そして、フッ化物を十分に活用しましょう。フッ化物配合歯磨剤、フッ化物洗口剤の活用こそが虫歯予防の肝です。