私が加入しているペット保険「ペット&ファミリー保険」から、保険金査定結果が届いた。
内容は、「痴呆症は免責事由に該当するため、保険金支払い対象外となる」とのこと。
睡眠導入剤(セルシン)に保険金が支払われないため、睡眠導入剤にかかる費用負担は、全額自己負担となった。
睡眠導入剤使用までの経緯はこちらの記事をどうぞ。
今まで保険金支払い対象外になった病気
保険金支払対象外になったのは、今回の痴呆症が初めてではない。
過去にもいくつか保険金支払対象外と宣告された病気がある。
肛門周囲線種による去勢
犬が12歳のときに、肛門周囲腺腫が肥大し出血する事態に陥った。
肛門周囲腺腫について [腫瘍]【ペットクリニックドットコム】
7歳ころから小さな腺腫は出来ていたが、肛門周囲腺腫を治すためには去勢手術を行う必要があると獣医師に言われて、手術は嫌だったためそのままにしておいた。
しかし、年を取るごとに肛門周囲の腫瘍は数が増え大きくなり、とうとう無視できない状態になり手術を決意する。
肛門周囲腺腫治療のための去勢に保険金が下りるかペット&ファミリー問い合わせところ、去勢の場合、保険は下りないと言われた。
肛門周囲腺腫ができると厄介だ。
若いころに去勢をした犬には、肛門周囲腺腫はほとんど発生しない。
放っておいて治るものでもないなので、できるだけ若いうちに去勢をしてしまうことをオススメする。
角膜ジストロフィーの点眼薬
犬が16歳10か月前後のとき、右目から涙を流しているのに気づいた。
獣医師に診せたところ、「角膜ジストロフィー」と診断された。
角膜変性症(角膜ジストロフィー)【ペットサポートのPS保険】
角膜ジストロフィーが進行すると、角膜がはがれ落ちて痛みが出てきてしまうこともあるため、点眼薬を処方された。
ペット保険会社に点眼薬の保険金支払請求をするも、遺伝性疾患は保険金支払対象外と宣告された。
最初は右目だけだったが、今は両目ともに角膜ジストロフィーが発生している状況だ。
治療法はないので、毎日数回、ヒアレイン点眼薬を投与して、目ができるだけ乾燥しないようにしている。
下痢の整腸剤
犬が17歳10か月頃、数日間下痢が続いた。
収まる気配が見えなかったため、動物病院にて整腸剤「マイトマックス」を処方してもらう。
薬が効いたのか、下痢はその後治まる。
整腸剤「マイトマックス」についても保険金請求をしたが、保険金支払対象外となった。
医薬品ではなく、サプリメント扱いされたようだ。
医薬品かそうでないかは法律で決められているため、医薬品以外のものは、動物病院で処方されても保険金は下りないそうだ。
とはいえ、錠剤に説明書きがあるわけでもないので、実際に保険金請求してみないと、その薬が医薬品かどうかの区別はつかない。
保険金支払対象外になる病気や薬があっても、ペット保険には入っておくべき
こういった記事を書くと、ペット保険に入っていても保険金が支払われないのならば無意味と思ってしまう方もいるかもしれない。
しかし、それは違う。
勘違いされないように補足しておくと、保険金が支払われないことよりも、支払われることの方が圧倒的に多い。
18歳の私の犬は、これまで数々の病気をし、腫瘍を取り除く大きな手術もしたが、その大半で保険金は遅滞なく支払われてきた。
老犬になると、びっくりするくらいたくさん病気になる。
医療費の支出だけで、毎月4万~5万かかることも珍しくない。
高額な医療費の負担を少しでも抑えるためにも、ペット保険には必ず入っておくべきだろう。
【関連記事】老犬が加入しているペット保険の保険金請求を毎月している話
もし私がペット保険に加入していなかったら、僧帽弁閉鎖不全症の薬も、肝臓の薬も、痛み止めも、白内障の目薬もすべて全額自己負担になっていた。
ペット保険で負担されない分の医療費だけで、年間のペット保険料を軽く超えてしまうほどだ。
犬を飼い始めたらペット保険に加入することは、自動車を購入したら任意保険に加入することと同じくらい自然なことだ。
それくらい当たり前の感覚でペット保険を活用していくべき時代だろう。
ペット保険の選び方については、過去に記事にしたので興味のある方は参考にして欲しい。