18歳になる痴呆気味の老犬の介護をしています。
自力で立つことはなんとかできますが、しっかり歩くのは難しい状態です。
日によって状態の善し悪しが変わります。
7月16日に動物病院に薬をもらいに行ってきました。
以前は犬も連れて行って診察してもらっていましたが、車での移動が負担になってきたので、2018年3月からは、基本犬は連れて行かず、薬だけ私が貰いに行くようになりました。
老犬になると、たくさんの病気と付き合っていかなければなりません。
薬も複数必要になります。
参考までに、私の犬が現在飲んでいる薬について書いておきます。
現在かかっている病気と薬
病名と処方されている薬
僧帽弁閉鎖不全症 1日2回 1/2錠(アピナック)
心臓の薬。2012年11月から(12歳6か月)。
心臓の血管にある僧帽弁が硬くなって、完全に閉じなくなる病気。
血液が逆流してしまうため、心臓の音を聴診すると、雑音が聞こえます。
膵炎・肝炎(過去2回発症) 1日2回 1錠(ウルソ)
肝臓の薬。2014年11月から(14歳6か月)。
角膜ジストロフィー 1日数回
2017年6月から(17歳1か月)。
保険が適用されない病気なので、全額自己負担。
白内障 1日数回(ライトクリーン)
2017年10月から(17歳5か月)。
過去に一度処方されたが、犬が暴れて目薬をさすことが出来ず挫折。
老いて力が無くなってきたので、現在は目薬を再開しています。
関節炎 1日1回 1.5錠(プレビコックス)
2017年12月から(17歳7か月)。
痴呆症 1日2回 1/2~1錠(セルシン・睡眠導入剤)
2018年6月から(18歳1か月)。
睡眠薬を飲み始めた当初は1日1錠が上限だったが、今は1日2錠にまで増やしています。
獣医に薦められたサプリメント
モエギキャップ(アンチノールより変更)
2018年1月から(17歳7か月)。
2017年12月に関節炎の痛み止めを処方された際に、獣医師にアンチノールを薦められました。
アンチノールを数か月使用するも効果が実感できなかったため、アンチノールのジェネリック医薬品であるモエギキャップへ変更しました。
ちなみに、モエギキャップは楽天市場で購入できます。
楽天市場で3個セットでまとめ買いすると、1個あたり2100円ほどになる(2018年7月17日現在)ので、動物病院で購入するよりもかなり安くなります。
私の通っている動物病院では、モエギキャップ1個が税込2910円します。
1個ずつ購入すると、送料がかかって動物病院で購入するのと大差なくなってしまうため、まとめ買いがオススメです。
【3個セット】モエギキャップ 30粒 カプセルタイプ【送料無料】【楽天市場】
楽天市場以外でも購入できます。
プロヘパフォス
2017年9月から(17歳4か月)。
肝臓の健康維持に役立つサプリメント。
2017年9月に、2回目の膵炎・肝炎を起こして倒れた際に獣医師により薦められた。
薬の費用
人のように国民皆保険制度があるわけではないので、犬の診療費用は全額自己負担です。
体重15キロ強の中型犬で、これくらいかかります。
薬の量は体重などで決まるので、小型犬ならばもう少し安く、大型犬ならばもう少し高くなるでしょう。
2018年7月16日の診療明細
- 心臓の薬 30日分(アピナック) 4800円
- 肝臓の薬 30日分(ウルソ) 6000円
- 痛み止め 30日分(プレビコックス) 7050円
- 白内障の目薬 1個(ライトクリーン) 2000円
- 睡眠導入剤 10日分20錠(セルシン) 2300円
税抜22150円、税込合計23920円。
老犬になるとこれくらいの医療費が毎月のようにかかります。
あくまで、既存の病気に対しての薬なので、突然調子が悪くなって病院に駆け込む場合は、また別にお金がかかります。
加えて、数か月に1度購入する医薬品や、フィラリア予防薬、ノミ・マダニ駆除薬のフロントラインプラス、各種サプリメント代金などもあるので、実際はもっともっとかかります。
私はペット保険に入っているため、今回の薬代の内、心臓・肝臓・痛み止め・白内障の薬に関しては、3割負担で済んでいます。
睡眠導入剤は、与え始めたのが今月からなので、セルシンに保険が適用されるかどうかまだ分からない状態です。
仮に保険が適用されないとすると、30日分6900円(税抜)を丸々負担しなければならないので、しんどいです><
保険適用されれば2000円ちょっとで済むので、かなりの違いです。
ペット保険は必要なのか?
結論から言いますと、ペット保険は必要です。
ペットを飼っているなら必ず加入しましょう。
病気はいつ起こるか分かりません。
年齢問わず加入するべきというのが、18年犬と暮らしてきた私の意見です。
例えるなら、自動車を買ったら任意保険に加入するくらい当たり前の感覚です。
犬も人も、高齢になれば病気になるものです。
ペット保険は加入できる年齢に上限がある
一定の年齢以上になると、ペット保険に加入することができなくなります。
なぜなら、老犬になれば病気がちになり、保険会社が受け取る保険料よりも、支払う保険金の方が多くなる確率が高まるからです。
実際、私は現在、年間71250円の保険料を支払っていますが、それをはるかに超える保険金を受け取っています。
私がペット保険に加入したのは、犬が9歳の頃です。
2009年8月、9歳3か月の頃に前庭疾患という大きな病気をして、その際に獣医さんにペット保険に加入した方が良いと勧められたのです。
当時はペット保険に加入しておらず、治療が終わるまでに20万円以上のお金がかかりました。
ペット保険に加入した当初は、年間3~4万くらい保険料がかかったように記憶しています。
前庭疾患から回復後は、まだ9歳なので保険を使うようなこともほとんどありませんでした。
たまに皮膚病や外耳炎になるくらいで、保険料の方がはるかに高くつきました。
翌年の2010年秋にヘルニアになりましたが、ヘルニアは安静にしているのが治療法だったので、診察代しかかかりませんでしたしね。
果たして保険に入っている意味があるのだろうかと、当時は疑問に思うことが度々ありましたが、犬が12歳を過ぎて僧帽弁閉鎖不全症になってからは、保険のありがたみを実感しています。
具体例:僧帽弁閉鎖不全症の治療にかかるお金
僧帽弁閉鎖不全症は一生付き合っていかなければいけない病気です。
そのための薬も、一生飲み続けなければなりません。
僧帽弁閉鎖不全症の薬は、毎月4800円、税込みで5184円かかります。
12か月で62208円、その7割で43545円が保険金として戻ってきます。
僧帽弁閉鎖不全症になると、月1の診察が必要になります。
毎月心臓の音を確認して、調子が悪くなっていないか診察してもらうのです。
再診料が税込み756円、12か月で9072円、その7割で6350円。
再診料と僧帽弁閉鎖不全症の薬の保険金を合計すると、49895円を保険金で支払ってもらうことが出来ています。
2011年当時は、保険料が加入当時より高くなっていて確か5万前後でした。
たったひとつの病気になっただけで、支払った保険料と同じくらいの保険金を受け取ることができました。
ちなみに、保険料は毎年のように上がります。
犬の平均寿命が伸びているため、保険会社の支払いが増えているからです。
高齢者が増えて、国民健康保険料が毎年上がっていくのと理屈は一緒です。
ペット保険の保険料は確かに安くありません。
しかし、いざというときにためらわずに治療を受けるためには、絶対に加入しておくべきだと私は確信しています。
愛犬の年齢と大きさで保険料は変わってきますので、まずは一度見積もりを出してみることをオススメします。