先日の介護日記で記した通り、激しい興奮が収まらない状態が続いたため、獣医で睡眠導入剤を処方してもらった。
昨夜、興奮が収まらず少し鳴き始めたので、錠剤の睡眠導入剤を始めて与えた。
睡眠導入剤を与えるまでの行動
7月8日21時過ぎに目覚めたので、庭に出す。
うんちとおしっこを済ませた後、部屋に戻し、食事。
その後、また30分ほど庭に出して運動させ、また部屋に戻す。
部屋に入れるが、興奮状態収まらず。
常にハアハアと口を開けて呼吸をしている。
また庭に20分ほど出す。おしっこをする。部屋に戻す。
1時間以上庭で運動したので、疲れてはいるだろう。
しかし、興奮が収まることはなく、24時を過ぎても眠る気配どころか、さらに興奮がひどくなり始めたので、睡眠導入剤を飲ませた。
動物病院では睡眠導入剤を注射したのですぐに効果が現れたが、錠剤の場合は効果が出るまで30分ほどかかる。
7月9日0時15分頃に飲ませて、0時45分頃にはとりあえず寝た。
私はそこで部屋に戻り、犬の側には母親が付いて見ていたが、あまりしっかり寝た感じではないらしい。
注射と較べて、錠剤は効果が弱いのかもしれない。
また、初めての処方なので、弱めに効くよう量を調節しているのだろう。
睡眠導入剤を与えるタイミング
起床後3時間を目安としている。
1日に3回起きて、排泄と食事をするので、起床後3時間起きていると、1日9時間目覚めている計算になる。
そして、残りの15時間が1日の睡眠時間となる。
健康な成犬でも、1日12時間以上眠ることはごく自然なので、老犬ならば15時間くらいの睡眠時間は最低限必要だろう。
また、犬だけでなく、飼い主の生活の面からも考えなくてはならない。
犬が起きている時間は目を離せない。ずっと見ていなければならない。
1日に9時間、犬の傍にいると、飼い主が自由に使える時間は、残りの15時間、犬が寝ている時間だけだ。
この15時間で、生きるために必要な一切合切すべてを終わらせなければならない。
睡眠やお風呂、買い物はもちろん、仕事もしなければならない。
これが毎日続く。介護に休みは無い。
実際体験すると、かなりしんどい。
おそらく毎日9時間を超えて犬に時間を取られてしまうようになれば、生活はほぼ破綻するだろう。
犬の興奮状態が収まらず、1日の半分以上を犬の傍で費やした日は、寝る以外のことはできななかったし、起きていてもぼーっとした状態が続いて仕事にならなかった。
過呼吸への対処法を模索
興奮状態が続き、起きている時間はほぼ口を開いて舌を出している。
舌の色がなんだか暗いような気がしたが、私には判断つかないので、動物病院に行った際に獣医さんに診てもらうと、酸欠でチアノーゼを起こしているわけではなく、むしろ呼吸のし過ぎ、過呼吸の状態だと言われた。
脳・神経に問題があって呼吸が荒くなっているため、犬自身も荒い呼吸をしたいわけじゃない。
少し呼吸を抑えてあげた方がいいのだろうかと思い、口を閉じさせてみた。
鼻の上を撫でる手と、顎の下を撫でる手でサンドイッチするように閉じると、力を入れることなく口を閉じた。
鼻ではしっかり息をできているので、呼吸は問題ない。
しばらく観察していると、胸の上下動が穏やかになり、呼吸が少しずつ落ち着いてきたので、この方法は効果があるかもしれない。
念のため、犬の過呼吸の処置についてネットを検索したところ、同じようなやり方で鼻を数秒塞ぐという方法を見つけたので、やり方としては問題ないだろう。
もちろん、過呼吸状態になっている原因を改善できるのが一番だが、痴呆や老化によって引き起こされているものなので、それは難しい。
対症療法として、犬が少しでも楽になれる状態を作ってあげることしかできない。