18歳になる痴呆気味の老犬リンの介護をしています。
2018年7月より、睡眠導入剤(セルシン)を服用しています。
睡眠導入剤使用までの経緯はこちらの記事をどうぞ。
私の老犬リンの状態(2018年8月29日現在)は、こちらの記事をごらんください。
一時ほぼ寝たきりになるも回復する
眼振の影響で一時寝たきりに近い状態になるも、浜辺を歩かせるようになってから体調が良くなりつつある。
今では庭を歩けるまでに回復した。
倒れても大丈夫な砂浜で思い切り歩かせたのが、犬の脳に良い影響を与えたのだろうか?
【関連記事】老犬を海に連れて行く。砂浜で歩かせれば倒れてもケガをしないので安全。
抗けいれん薬はもう飲ませていない。
犬を寝かせるには、薬よりも疲れさせるのが一番だ。
眼振の影響ですぐに倒れてしまうので、庭を歩かせることはもう出来ないと思っていたが、砂浜で歩けるようになってからは、庭でも歩くことができるようになった。
現在の犬の状態は、半年くらい前の状態に戻った感じだ。
円を描くようにグルグルと回りながら庭をよたよたと歩く。
ときどきバランスを崩して尻もちをつく。
半年前と違うのは、あれこれ病気をして体重が2キロちかく落ちてしまっていることだ。
老犬になったら、太ることよりも痩せてしまうことに注意を払った方が良い。
老犬の場合、一度落ちてしまった体重を、元の体重まで戻すことは難しいからだ。
食欲が落ちているから食べられないし、たとえ食べても栄養が吸収されていかないのか、体重が増えていかない。
病気になったり、体調を崩すたびに体重は減少し、痩せ細っていく。
体重が戻らないのが、若いころとの大きな違いだ。
肥満は簡単に防げるし、改善できる。
犬が食べるものは飼い主が与えるものだけなので、ドッグフードを与える量を調整すれば体重を計画的に落とすことができる。
しかし、体重を増やすとなるとこれは難しい。
犬の口に無理やり食べ物を詰め込むわけにはいかないし、仮に強制給餌をしても体が十分に栄養を吸収できない状態になっていると、体重はまったく増えていかない。
老犬はちょいぽちゃにするくらいの気持ちで、普段から体重をコントロールした方が良い。
ウンチが軟便になり治まらないので絶食させる
ヨタヨタとだが一応歩けるようにもなり、良かった一安心といきたいところだが、そうはいかないのが老犬である。
今度はウンチが軟便になるという問題が出てきた。
お腹の調子が悪いらしく、1日10回以上、細かく漏らしては鳴くので、そのたびに庭に出したり、海まで連れていって落ち着かさせなければならない。
しかし、外ではなぜかなかなか排泄しない。
仕方なく部屋に入れると、落ち着かなくなり寝床を這いずり回って漏らす。
ほぼ寝たきり状態の頃と同じか、それ以上に手間がかかるようになってしまった。
体調が落ち着いてようやく少し休めるかと思いきや、また振り出しに戻った感じだ( ノД`)シクシク…
数日様子を見るも回復の兆しが見えなかったため、2018年10月4日、絶食させることにした。
一日何も与えないと体重がさらに減少してしまうため、できることならば絶食はしたくなかったが、これ以上軟便が続くと、いずれ下痢になってしまう可能性があるので、できればここで食い止めたい。
丸一日絶食させて10月5日。
食事を再開するときは、消化のよいものを与えたい。
普段はヒルズのa/d缶とドッフフードを混ぜて与えているが、今日はヒルズのa/d缶だけ与えることにした。
a/d缶は体調不良や食欲が落ちた時に私が頼りにしているウェットフードだ。
【関連記事】食欲の衰えた老犬のためにヒルズ(Hills)のa/d缶(回復期ケア・チキン)をドッグフードに混ぜたら食べた話
さて、一日絶食をしてみたものの、落ち着かない状態が続く。
お尻を気にする仕草もあるし、軟便も続いたままだ。
自然に任せても回復しそうにないため、動物病院へ電話する。
獣医師と相談した結果、抗生物質と整腸剤を与えることに決定した。
往復50分弱かけて、薬を取りに行く。
抗生物質は動物病院でなければ手に入れられないが、整腸剤は通販でも購入できる。
今回私が獣医から処方された整腸剤はマイトマックスというサプリメントだ。
愛犬のお腹が緩めの方は、常備しておくと安心だろう。
薬に加えて、ドッグフードをロイヤルカナン消化器サポート低脂肪へ一時的に変更することにした。
消化器サポート(低脂肪) ドライ【ロイヤルカナン公式サイト】
低脂肪を選んだのは、過去に2度すい炎を患っているため、脂質の多い食事を避ける必要があるからだ。
ロイヤルカナン公式サイトの説明にも、急性膵炎などに配慮し脂肪の含有量を低減とはっきり書いてある。
下痢と嘔吐を併発した際は膵炎が疑われるので、犬の軟便や下痢が続くと、そのうち嘔吐も始まるのではないかと、いつも気が気でない。
一難去ってまた一難。
老犬介護の日々は休まる暇がない。
24時間緊張の毎日はまだまだ続きそうである。