暑い夏はサンダル以外とても履く気が起こらない。素足にサンダルこそが、夏のフォーマットと言えよう。しかし、素足にサンダルだからこその悩みもある。
サンダルが直に皮膚に触れるので、ちょっとサイズが合わなかったり、靴の形がフィットしないだけで、簡単に足にダメージを受けてしまうのだ。それだけに、サンダル選びは慎重にならざるを得ない。
今回は、初めてクロックス製品を購入してみた。クロックスに関しては良い評判ばかり耳にするので、一度試してみたいと前々から思っていた。
この記事では「duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)の特徴」「実際に使用して感じたメリット・デメリット」を解説していく。
duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)の特徴
数あるクロックス製品の中でも、私の興味を一番に引いたのは、duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)だ。
通常のクロックスに較べて、底が異様に分厚いのが最大の特徴だ。
duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)は、タフな環境での使用を想定しているのだろう。
底が薄いサンダルで小石を踏むたびに苦痛とストレスを感じていた私にとって、サンダルの底の厚みは非常に重要だった。
底の厚みは、クロックスクラシックと見比べてみれば、一目瞭然だ。
また、私の足は幅広なので、日本製のサンダルよりもゆったり感のありそうな海外製のサンダルに魅力を感じた。
厚みと幅。この二つの特徴を備えたのが、duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)なのである。
今回は、27cmと28cmの二足を購入してみた。
メーカーによって27cmで十分だったり、28cmでも横幅が足りず窮屈に感じたりするため、結局、両方履いてみないと、どのサイズが自分に合うのか分からないからだ。
duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)のメリット
防御力が高い
duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)は、爪先が露出していない。そのため、爪先がないサンダルに較べると防御力が高い。
爪先が保護されていないサンダルを履いていて、爪先をぶつけた際に爪が割れ血まみれになった経験を持つ私としては、爪先の保護は譲れない条件だ。
また、duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)は、底が非常に厚い。クロックス製品の中でも、一番底に厚みがある。おかげで、砂利の上を歩いても足裏がまったく痛くならない。
道が整備されていない田舎だけでなく、砂利を敷いただけの駐車場からも、きっちり足裏を守ってくれる。100円ショップで売っている偽クロックスとは大違いだ。あれは底が非常に薄いため、小石を踏んづけただけで悲鳴をあげてしまうような痛みが走る。
濡れてもすぐ乾く
duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)は、合成樹脂クロスライトという素材で出来ている。ゴムのような素材なので、濡れてもすぐに乾く。
夏場は突然の雨も多い。サンダルが濡れてしまう機会も、当然増える。そのたびに、乾くまで時間がかかる素材のサンダルでは、足元がびちゃびちゃのまま気持ち悪い思いをしなければならない。
また、汚れているなと感じたときにサッと気軽に洗えるのも安心だ。リラックスしたクロックス製サンダルは市民権をすでに得ているが、汚いクロックスではみっともない。足元を見るという言葉にもある通り、案外人は履き物を見ているものだ。
運転もできる
車やバイクは、かかと付きのサンダルでなければ運転できない。duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)には、ストラップと呼ばれるベルトが付いているため、運転時に着用することができる。
実際、私は車を運転するときも、バイクを運転するときも、duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)を履いている。
ストラップがかかとに絶妙にフィットするので、車やバイクの運転時に履いても不安はない。
クロスライトという合成樹脂で出来ているアウトソールは、グリップ力も抜群だ。安物のビーチサンダルのようにツルツル滑ることはない。
duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)のデメリット
かかとのストラップが少し痛い
ストラップが、かかとに擦れて痛みを感じることがある。クロスライトがいくら柔らかい素材といえど、皮膚と常に擦れていれば、どうしても皮膚の方が負けてしまう。
しばらく履いていると、かかとの皮膚が厚くなって、痛みはあまり気にならなくなる。短距離(片道20分程度の外出の往復)ならば、問題が起きることは少ないだろう。しかし、数時間歩き続けるような使用法となるとと、問題がでるかもしれない。
私はまだ、duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)を履いて長時間歩いた経験がないが、長時間歩行にはあまり適していない気がする。
duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)で、長時間歩く予定がある場合は、前もってかかとにバンドエイドを貼って保護しておくのが良さそうだ。
蒸れを少しだけ感じる
素材がクロスライトという合成樹脂なので、少し蒸れを感じるときがる。とはいえ、通気性は良いので、すぐに乾く。
材質が材質なので、クロックスが汗で臭くなるようなこともない。衛生的であるのもクロックスのメリットだろう。
価格が少し高い
duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)は、他のクロックス製品と較べると、価格が高い。
公式サイトでは、税込み5054円。(2018年7月10日現在)
クロックス公式オンライショップでは、ときどきセールが開催されており、duet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)が対象になっている時もあるので、チェックしておいて損はない。
運よく50%オフのときに購入できれば、どこで買うよりも安く手に入れることができるだろう。
公式ショップ以外でも、楽天市場やヤフーショッピング、Amazonを利用して手に入れる方法もある。もちろん正規品だ。
アマゾンで購入する際は、サイズやカラーごとに価格が異なることがあるため注意して欲しい。
まとめ「crocs duet sport clog(クロックスデュエットスポーツクロッグ)は非常に満足度の高いサンダル」
これでもかというほど厚みのある底は、大粒の石が紛れ込んだ砂利道でさえ、なんなく通り過ぎることができる。
砂利道や小さな小石を見つけるたびに避けていた以前の生活は、duet sport clogのおかげでおさらばできた。
最後に、27cmと28cmのduet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)を履いてみて気付いたことを記録しておこう。
素足で履くならば27cmがジャストサイズだった。しかし、靴下を履いた状態で27cmを履くと、爪先に明らかに余裕がなくなる。歩いているだけで、爪先にグッと圧力を感じて、これは無理だと感じた。
28cmを素足で履くと、歩いている最中にかかと部分のストラップが外れて脱げそうになることが結構あった。
逆に靴下を履くと、これ以上ないくらいぴったりのホールド感に包まれ、履き心地も最高だった。
以上の結果から、暑い夏は27cmのduet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)で過ごし、靴下を常に履いているような寒い季節は、28cmのduet sport clog(デュエットスポーツクロッグ)を履くのがベストという結論に達した。
ちなみに、私は一年中サンダルを履く人である。雨の日にブーツを履く以外は常にサンダル。季節を問わずサンダル。
私のように一年中サンダル履いて回るヘビーユーザーなら、靴下の有無でサイズを変えて見るのもひとつの方法だろう。
季節ごとにサンダルのサイズを変えないといけないのはちと面倒だけど、クロックス自体は良い商品なので、これくらいの不満は目をつぶれる。サンダルこそが、私にとってもっとも快適な靴なのだ(≧▽≦)