18歳になる老犬(シニア犬)の介護をしている。
拾ってきた犬なので、正確な生年月日が分からないが、2000年8月に家にきて、獣医に連れて行った際に、生後3か月くらいと言われた。
そんなわけで、2000年5月生まれということにしている。
現在の状況は、自力で立つことはまだ出来る状態。
滑り止めのあるしっかりとした場所なら立ち上がれるのだが、狼爪がずいぶん伸びてきてしまって、滑り止めネットに引っかかるようになってしまった。
犬の爪切りは動物病院でしてもらっていた
これまで爪切りはずっと動物病院でしてもらっていた。
12歳6か月ごろに、僧帽弁閉鎖不全症と診断されてから、月に1度、獣医の先生に心臓の状態をチェックしてもらっているので、そのついでに爪切りと肛門腺絞り、それと足裏の毛のカットをお願いしていた。
爪切りにしろ、肛門腺絞りにしろ、毛のカットにしろ、一人でやるのは難しいし、とても大変だ。
動物病院でならば、慣れた動物看護士さんがテキパキとやってくれるので、困っている人は一度頼んでみることをオススメする。
老犬になると、若い時よりもはるかに手がかかるようになるので、人の手を借りられる場面では遠慮なく手伝ってもらうのが、老犬とうまく付き合っていくコツだと思う。
余裕が無くなると犬に怒ってしまったり、良いことは無い。
月に1度動物病院へ行くのも大変になってきた
18歳にもなると、動物病院まで車で往復するだけでも大きな負担になる。
踏ん張る力が衰えているので、車に乗っていても、交差点を曲がるたびにドタンバタンとひっくり返ってしまう。
もちろん、お漏らしもする。
さすがにもう無理かなと思い、月1回、動物病院で診てもらうのは控えることにした。
薬だけもらいに行って、後は具合が悪くなったときだけ連れて行くことに決めた。
できるだけ家でゆっくりさせてあげたい。
そんなわけで爪を切る機会がなく放置していたところ、狼爪がグインと立派に伸びてしまったのだ。
これだけ年をとっても、爪だけは若いころと変わらず伸びてくる。
体毛なんかは、部分的に薄くなったりしているのとは偉い違いだ。
滑り止めネットに狼爪が引っかかる状態は、改善しなくてはならない。
引っかかった爪に引っ張られて、ネットがぐちゃぐちゃになってしまっては、歩けるものも歩けなくなってしまう。
犬の爪を切るのは怖い。ならば、削ればいい(≧▽≦)
とは言うものの、爪を切るのは怖いものだ。
犬が若かりし頃、ホームセンターで買ってきた爪切りでバチンと切ろうしたら、猛烈に嫌がり、暴れ鳴きだして以来、自分では一切犬の爪を切っていない。
犬は元来、足先を触られるのを嫌がる。
飼い主とて例外ではない。
老犬になって体が自由に動かなくなってきた今でも、足先を触ると引っ込めてしまうときがある。
どうしたものかと悩んでいたときに、ふと、爪やすりで削るのならイケるんじゃないかと思った。
昔、私自身が爪割れに悩んでいたときに、爪は切るのではなく削る方が爪に優しいのだと知って以来、チェコ製のガラス製爪やすりを愛用している。
ガラス製爪やすりの威力はすでに十分わかっている。
問題は、犬の爪にも効果があるのかどうかだ。
私が愛用しているチェコ製ガラスやすりは大小2個セットなので、小さいほうを犬の爪の手入れに使えるかと試したところ、案の定、削ることができた。
犬の爪はしっかりしているので、人の爪のようにスイスイ削れてはいかないが、根気よく毎日削っていけば、爪切りを使わずとも、狼爪のコントロールは出来そうだ。
滑り止めネットに引っかからないくらいの長さまで短くできれば十分だしね。
犬の爪切りで悩んでいる方は、一度ガラス製爪やすりを試してみることをオススメする。
仮に犬が嫌がって使えなかったとしても、自分用にしてしまえばいいので、買って失敗ということはないしね(*´▽`*)