18歳になる痴呆気味の老犬の介護をしている。
今は少しは歩くことは出来るが、寝たきりになるのは時間の問題だろう。
起きている時間は、興奮して荒い呼吸になってしまうことが多い。
脳神経に問題が生じて、興奮と安静のスイッチがおかしくなっている痴呆症状のひとつだろうと言われた。
治療方法はない。
起きている時間が辛いのならば、できるだけ寝かせてあげたいが、そう簡単には眠ってくれない。
痴呆の症状がひどくなってからは、とにかく寝付くまでに時間がかかるようになった。
1度起きると、とにかく寝ない。
最短でも1時間半、長いと8時間以上も起きっぱなしだ。
最近は、睡眠導入剤のおかげもあって、8時間を超えるような寝つきの悪さは無くなったけども、4時間~5時間はザラだ。
もう寝たかなと思っても、側を離れて1分もしないうちに、ガバッと顔を上げて起きてしまう。
目も良く見えていないし、耳もかなり遠くなっているので不安なのかもしれない。
とはいえ、この繰り返しが数時間続くと、ご飯を食べることもままならなず、飼い主は倒れそうになる。
老犬介護と飼い主の食事事情
私が食事の用意をするときは、犬が排泄し終わった後と決めている。
リビングで介護をしているので、食事の準備をしているときにウンチを漏らされるときついからだ><
だから、ウンチをなかなかしないときは、食事の時間が先延ばしになるので辛い。
排泄記録をつけていると、1日2~3回はウンチをすることが分かる。
前回のウンチから10時間も過ぎれば、いつウンチを漏らすか気が気でない。
そんな状態では、とても食事作りどころではなくなってしまう。
そのため、老犬がなかなか排泄しない時は、プロテインだけ飲んで空腹を紛らわしたりすることもしばしばだ。
タンパク質だけは補給しておこうという習慣が身についているのは、筋トレ好きのサガである。
今はドリンクタイプのプロテインが発売されているので、とても便利だ。粉から作る必要がない。
愛用しているのは、明治ザバスのミルクプロテイン。
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筋トレ好きとはいっても、老犬介護をしていると筋トレも満足にできないんだけどね。
筋トレで追い込んで体力を使ってしまうと、いざというときに困ってしまう。
24時間365日いつ何時どんな状態に陥るか分からないので、それらに対応できるよう体力は常に温存しておかなければならない。
老犬介護以外のことに関しては、毎日力をセーブして生きなければならないもどかしい日々が続くのも、老犬介護の日常である。
食事の話に戻るが、飼い犬に介護が必要になってからというもの、時間のかかる料理を作ることはなくなった。
時間のかかる料理は、だいたい火を使う。
介護と火を使う料理は相性が悪い。
犬に気を取られてしまうと、火をつけていたことなんて頭から簡単に抜けおちてしまう。
1年以上前、犬がまだ散歩に行けた頃は、やかんでお湯を温めているのをすっかり忘れて、ウンチを漏らしそうになった犬を急いで近所の空き地まで連れて、排泄させに行ってしまったことがあった。
ウンチしそうでウンチをしない犬をやきもきしながら待っていると、やかんを火にかけたままだったことを思い出して、慌てて犬を抱えて帰ってきたことは苦い経験だ。
それ以来、火を使う食事はできるだけ避けている。
簡素になる食事
火を使わないと、どうしても食事が簡素になる。
電子レンジで温められる冷凍食品や缶詰、納豆や豆腐や卵など、ご飯にかければそのまま食べられるような食事が増えた。
ご飯は、すべてレトルトご飯パックだ。
レトルトご飯と缶詰をまとめ買いしておけば、犬から離れられない状況が続いてもなんとかなる。
硬めのご飯が好きなので、レトルトご飯は、ファンケルの発芽米ごはんを愛用している。
卵かけご飯にしてもお美味しく食べられるほど硬い米なので、硬めのご飯好きにはオススメ。
普通のレトルトご飯は、あまりに柔らかすぎておいしくない。
発芽米だから、健康にもいいしね。
⇒神明 ファンケル発芽米ごはん 160g 1セット(24食:3食×8パック)【楽天市場】
小腹が空いたときは、亀田の柿の種わさび。
ピリっとワサビが効いていて、なかなかうまい(≧▽≦)
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セブンイレブンに置いてあるレンジで温めるだけで食べられるパウチタイプの豚汁もいい(≧▽≦)
暖かいし、野菜もたくさん食べられるしね。
最近は暑い日が続くので、水でほぐすだけで食べられる流水麺をよく食べている。
茹でる必要がないから、火を使わなくてすむのがいい。
蕎麦・うどん・そうめんと3種類あるのも嬉しい。
老犬の介護は、数日で終わることもあれば、何年も続くこともある。
朝から晩までどころか夜中まで、24時間、犬の状態を観察していなければならない
とても疲れる。
食事などに小さな楽しみを見つけて、細かくストレス発散していかなければ、飼い主の精神と肉体の方が先に参ってしまうだろう。