18歳になる痴呆気味の老犬の介護をしています。
2018年7月より、睡眠導入剤(セルシン)を服用しています。
睡眠導入剤使用までの経緯はこちらの記事をどうぞ。
眼振の症状が現れている
昨夜、犬の眼をよく見ていると、微かに左右に揺れているのに気づいた。
過去に患った前庭疾患が再発したのかもしれない。
前庭疾患で倒れたときのエピソードは、こちらの記事に書いてあるので、関心のある方はどうぞ。
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朝一で動物病へ連れて行く。
動物病院までの道中、犬は車の荷台でひっくり返ったままずっと鳴いていた。
動物病院が大嫌いなのである。
眼振の症状を獣医に診せたところ、炎症を起こして前庭疾患が起きている可能性はあるが、老化により脳神経からきている可能性もあるとのこと。
また、睡眠導入剤セルシンの影響もあるかもしれないとのことだった。
左側にひっくり返るようになったのは、おそらく7月中旬以降なので、確かにセルシンが影響している可能性もある。
左側にひっくり返るようになってから、犬が倒れないよう支えとして重りを入れたバッグやクッションを使用しているのだが、過去の写真を確認してみると、7月上旬あたりまではそのようなバッグやクッションが犬の寝床に映っていない。
7月7日に発作のようなものすごい興奮状態に陥ったが、その頃に悪くなったのだろうか?
それとも、常に荒い呼吸をする状態が収まらなくなった5月頃にはすでに変調していたのかもしれない。
炎症が原因であった場合のための抗生物質エンロクリア2週間分と、セルシンで眠りにつかない場合のための抗けいれん剤エクセグラン2週間分を処方してもらう。
老犬介護と安楽死
獣医師との会話の中で、遠まわしに安楽死についても頭の片隅に入れておいて欲しいと言われた。
薬がなければ眠ることもできず、起きていてもただその場でグルグル回って、仰向けになったら鳴くだけの行動をひたすら繰り返す日々。
犬にとってこの状況は、幸せとは言い難いだろう。
とはいっても、安楽死には抵抗がある。
食事量は動けていた頃の半分以下に落ちているので、このまま放っておいてもいずれ衰弱していくのは間違いない。
苦しみを長引かせない安楽死がいいのか、自然死を待つのか、どちらを選ぶべきなのだろうか?
犬に現れている症状
・睡眠導入剤セルシンがないと眠れない。(興奮したまま起きっぱなし)
・斜頸がひどく、体を左側に倒し続け、やがて仰向けにひっくり返る。横向け・仰向けになると鳴く。体をうつ伏せに戻しても、すぐに左に体を傾けてひっくり返る。
抗けいれん剤も睡眠導入剤も効果なし
動物病院から帰宅し1時間以上経過するも眠る気配がないため、11時15分抗けいれん剤エクセグランを試しに与えてみる。
すぐに眠りについてくれるかと期待したが、眠るどころか少しずつ鳴き始めて、状況は余計にひどくなった。
抗けいれん剤は、うちの犬にはあまり合っていないのかもしれない。
排泄を我慢しているのかもと、庭に出してみる。
犬を排泄させる際は、倒れないようにしゃがんで両腕で犬を支える。
犬が自分で立てそうならそっと手を放し、無理そうなら支えるというのを繰り返す。
5分ほど様子をみるも排泄せず。
部屋に戻しても興奮状態のまま寝付く気配がないため、12時15分睡眠導入剤セルシンを与える。
セルシン投与後、45分ほどで眠りについた。
6時から13時ごろまで7時間以上起きっぱなしである。
もし、睡眠導入剤がなければ、体力が尽きるまで延々と起き続けていただろう。
その後、ちょくちょく様子を見に行くと、目をぱちぱちさせたり、耳をピクピク動かしたり、手をもぞもぞしたりしているので、熟睡している様子はない。
薬を与えても効果がまったくない状況に陥ったら、その時は決断のときかもしれない。