18歳になる痴呆気味の老犬リンの介護をしています。
2018年7月より、睡眠導入剤(セルシン)を服用しています。
睡眠導入剤使用までの経緯はこちらの記事をどうぞ。
私の老犬リンの状態(2018年8月29日現在)は、こちらの記事をごらんください。
寝ている時間以外は、仰向けに反って鳴く
起きている時間は、常に仰向けに反ろうとする。
眼振が起きているので、目が回っているのだろう。
目眩の症状が出ると、私の犬は仰向けに反ろうとするが、逆に内側に包まろうとするケースもあるらしい。
目眩の方向によって症状が違ってくるにちがいない。
目眩が起きている原因は不明だが、体が動かなくなってきている割に頭をよく振るので、昔一度かかった前庭疾患を起こしているのかもしれない。
抗生物質を2週間分もらってきたが、効果はあるのだろうか?
ちなみに、リンが9歳の頃にかかった前庭疾患については、こちらの記事で触れている。
ペット保険加入のきっかけになった病気が前庭疾患だった。
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犬を仰向けにしたままだと鳴きやまないし、呼吸音が苦しそうだし、眠りにつくこともないため、体勢が仰向けになりそうだったらすぐにうつ伏せの状態に戻さなければならない。
この作業を、犬が眠りにつくまでひたすら繰り返す。
昨日(2018年8月29日)の昼間は、10時から14時45分頃まで犬は起きていた。
その時間、ずっと張り付いて犬を見ていた。
4時間以上、ひっくり返る犬をうつ伏せに戻す作業をしていた。
こんな状態で生きていても、犬には苦痛しかないのではないのだろうか?
犬の体位をうつ伏せに戻している間中、安楽死のことばかり頭をよぎった。
痴呆症の老犬を運動させる
老犬になると眠ってばかりになるのだが、痴呆症の症状などが出てくると、逆に眠らなくなる。
今は1日10時間くらい起きていることもザラなので、寝ている時間は1日14時間前後だろう。
健康な成犬とほぼ変わらないくらいの睡眠時間まで、眠りが短くなっている。
ふと、犬を運動させてみたらどうだろうかと思いついいた。
すでにほぼ寝たきり状態で、犬自身で歩くことは難しい状況だ。
だから、排泄のときくらいしか庭に出すことはなかったが、いくら18歳の老犬といえど、一日中横になっていては体力が有り余ってしまうのではないだろうか?
さっそく犬を抱えて庭に出る。
犬を地面にそっと降ろし、私も犬の横にしゃがみこみ体を支える。
両手を広げ、首の周りとお尻の下に手をセッティングして、どの方向に倒れこんでも大丈夫なようにする。
犬自身で立てそうなときは力を入れず、ふらふらと倒れてしまいそうなときは、力を入れて支える。
できるだけ自分の足で立ったり歩かせることで疲れてもらうことが目的だから、私の手でずっと支えていては意味がない。
十分に疲労すれば、部屋で仰向けに反り返る体力も無くなり、自然と眠ってくれるかもしれない。
もちろん、睡眠導入剤(セルシン)の併用は欠かせないが。
犬をしばらく補助して歩かせる。
5分くらいで犬が口を開け、はあはあと呼吸をしだしたので切り上げ、庭からリビングの寝床に運び、横たわらせる。
すると、どうだろう。
さきほどまでの興奮状態に比べて、静かになってる。
仰け反ろうとする動きに力がないのが、一目瞭然だった。
やはり疲労すれば、反り返ろうとする力も無くなっていくのだ。
その後、寝付くまでにはすったもんだあったが、いつもは1日4錠飲ませている睡眠導入剤が今日は3錠だけですんだ。
自力だけで歩くことができなくても、補助して運動させるのは良いアイデアかもしれない。
ただし、犬を補助して歩かせる際、私は横でしゃがみ歩きで移動しなければならないので、足腰に相当負荷がかかる。
普段やっているスクワットの代わりと考えれば良いトレーニングだろう。
今後は積極的に庭に出して歩かせていこうと思う。