ツクルバ(2978)が、7月31日に東証マザーズに上場します。
IPOブックビル期間は、7月16日0時から7月22日です。
ツクルバ(2978)の事業内容
- 中古リノベーションマンションの購入サービス
- ワークスペースのシェアリングサービスを中心とした事業展開
ツクルバ【公式HP】
ブックビルディング詳細
銘柄名
ツクルバ
コード番号
2978
上場市場
東証マザーズ
ブックビル期間
7/16 0:00~7/22 11:00 ( SBI証券)
想定発行価格
2,050円
仮条件
1,900~2,050円
抽選結果
7/23 18:00~( SBI証券)
ツクルバ(2978)のIPO予想(ツイッターより)
ツクルバIPOで注意しておきたいポイント
オファリングレシオと想定発行価格と仮条件は最低限見ておきましょう。
オファリングレシオ
オファリングレシオ(公募株数と売出株数とオーバーアロットメント株数を足したものを、上場時点発行済株式総数で割ったもの。低い方がレア度が増して期待できる)は、23.6%と標準です。
- 公募株数 535,000 株
- 売出株数 1,380,000 株
- オーバーアロットメント 287,200 株
- 上場時点発行済株式総数 9,331,700 株
- オファリングレシオ 23.6%
オファリングレシオの標準値は20~30%なので、可もなく不可もなくといったところです。
想定発行価格と仮条件
想定発行価格とは、IPOの価格予想です。上場する企業は、この数字をもとに調達金額がいくらになるか計算します。
仮条件は、想定発行価格を参考にしつつ幹事証券会社と機関投資家が決定します。
想定発行価格と仮条件を較べることによって、危険なIPOかどうか判断することができます。
想定発行価格と仮条件の比較
仮条件の上限が想定発行価格を下回るIPO
仮条件の上限が想定価格を下回るIPOは、少し気を付けた方が良いです。
人気のないIPOだと判断されています。
仮条件の下限が想定発行価格を上回るIPO
反対に、仮条件の下限が想定価格を上回っているIPOは、期待が大きく需要も旺盛であると判断できます。
想定発行価格が仮条件の枠内に収まっていないIPOは、よく調べてから申し込みましょう。
ツクルバの想定発行価格と仮条件
ツクルバの想定発行価格と仮条件は、 仮条件の上限が想定発行価格以下なので少し注意が必要です。
- 想定発行価格 2,050円
- 仮条件 1,900~2,050円
仮条件の上限と想定発行価格が同値なので、需要の弱さを少し感じます。
しかし、同値だからといって公募価格が初値を下回るのかといえば、そうでもありません。
最近の例をあげると、新日本製薬(想定発行価格1470円・仮条件1350円~1470円)やヤシマキザイ (想定発行価格1280円・仮条件1200円~1280円)が想定発行価格と仮条件の上限が同値でしたが、どちらも初値は公募価格を10%以上上回りました。
悩ましい案件だったので、新日本製薬のIPOやヤシマキザイのIPOに申し込む際は私もかなり悩みましたけどね><
結論
ツクルバのIPOブックビルは、全力で申し込みます。
正直、今回はC評価のIPOなので判断が難しいです。
C評価というのはどちらに転んでもおかしくないIPOです。
私のIPOの評価基準を簡単に書いておくと、
S:かなりの利益を見込めるIPO。IPO投資の醍醐味。
A:公募割れの危険はほぼ無く、大きな利益を見込める。
B:公募割れの可能性は低く、十分な利益を見込める。
C:公募割れの可能性もある、どちらに転んでもおかしくないIPO。
D:公募割れの可能性が高い。避けるべきIPO。
SからDまでの5段階評価を基本とし、この中で「B寄りのC」「D寄りのC」など、雰囲気に合わせて強弱をつける感じです。
IPO投資で確実に利益を追うならば、B評価以上のIPOだけ追っているのが安全です。
とはいえ、滅多に当選しないIPOをさらに絞り込んでしまうとますます当選から遠ざかってしまうので、ある程度のリスクを覚悟しつつ、C評価のIPOにも踏み込んでいくスタイルが私のIPO戦略です。
D評価を下したIPOには参加しません。
IPO関係の記事を書き始めてからD評価を下したIPOはまだ存在しませんが、仮に昨年ソフトバンクが上場した頃にIPOに関する記事を書いていたら、おそらくD評価を下していたものと思います。
実際、ソフトバンクは補欠当選したものの辞退しましたしね。
ソフトバンクのIPOに申し込んだのは、完全にSBI証券のIPOチャレンジポイント狙いでした。
補欠当選してしまったので、IPOチャレンジポイントはもらえませんでしたけど(´;ω;`)ウゥゥ
余談になりますが、SBI証券のIPOチャンレジポイントはIPO当選を手にするためには欠かせないサービスです。
ミスって抽選対象外になるととても悲しいので気を付けましょう(経験者談)(´;ω;`)ウゥゥ
話を戻します。ソフトバンクIPOの仮条件は、値幅のない1500円一本値でした。
ソフトバンク、売出価格の仮条件は1500円 一本値は国内初
仮条件が一本値に決まった背景については色々と推測されていますが、おそらく値幅を設けることで仮条件の上限に達しない可能性を消したかったのだと、私は想像しています。
IPO投資をする際は、「想定発行価格と仮条件の乖離具合」、「仮条件の上限で公募価格が決定するか」で需要の強弱を見極める投資家が多いのに、仮条件がひとつだけだとそれを見極めることが出来なくなってしまいます。
仮条件の上限に達しないIPOは、高確率で公募割れするため、絶対に手を出してはならないIPOです。
ツクルバはC評価なので、公募割れの可能性も考えられるIPOです。
もし当選した場合でも、公募価格がきちんと仮条件の上限で決まったかどうか見極めてから購入申し込みをしましょう。
ツクルバのIPOに参加できる証券会社
SBI証券
IPO当選を狙うならば必ず開設しておきたい証券会社のひとつです。
SBI証券は基本的に資金量が多い方が有利ですが、落選した場合にもらえるIPOチャレンジポイントをコツコツ貯めていけば、3~4年に1度は当選するチャンスが巡ってきます。
IPO初当選がIPOチャレンジポイントを使用した当選だったという方も少なくありません。
私もコツコツと貯めています。
マネックス証券
100%平等抽選なので、資金量が少なくても当選するチャンスがあります。
コンピューターで無作為に抽選を行っています。
恣意的な要素が一切ありません。過去の取引実績も何も関係ありません。運のみです。申し込んだら後は祈りましょう(≧▽≦)