食欲の衰えた老犬のためにヒルズ（Hills)のa/d缶（回復期ケア・チキン）をドッグフードに混ぜたら食べた話

18歳になる痴呆気味の老犬リンの介護をしています。

2018年7月より、睡眠導入剤（セルシン）を服用しています。

睡眠導入剤使用までの経緯はこちらの記事をどうぞ。

私の老犬リンの状態（2018年8月29日現在）は、こちらの記事をごらんください。

ウェットフードの違いは食欲に直結する

数か月前から食欲は下降気味だったが、最近はさらに犬の食欲が落ちていた。

ドライフードだけあげても食べることはないし、ウェットフードをかけてもほんの僅か口にするだけ。

体重は日に日に落ちていき、抱えるたびに骨ばった体がますます痩せ細っていくのを感じていた。

しかし、ジャーキーとさつまいものおやつだけは、口元に持っていくとガブリと食いつく。

なぜフードはダメで、おやつだと食べるのかな？

おやつばかりあげているわけにもいかないので、いつも体調が悪くなったときにあげているヒルズのa/d缶を試してみようと、1缶だけ動物病院で購入してきた。

いろいろなウェットフードを試しても効果がなかったので、a/d缶にもたいして期待していなかった。

しかし、ドッグフードにa/d缶を混ぜてみると、嘘のように普通に食べる。

その夜は3回にわけて70gのドッグフードを完食した。

翌朝は、60gのドッグフードを完食した。

ウェットフードの違いだけで、ここまで露骨に食いつきに差がでるのかと驚いている。

何がそんなに違うのか人間には分からない＞＜

ともあれ、ヒルズのa/d缶ならばドライフードを食べることが判明したので、さっそくネットで注文。

しばらく様子見しながら与えたいから、今回は少量から購入できるロハコを利用。

1缶から販売してくれるのはありがたい。

1年ほど前までは、ドライフードだけでも食べていた。

食欲が落ちてきてからも、銘柄に関係なくウェットフードをかければ食べていた。

ほんの1か月前ほどまでは、a/d缶とそれ以外の缶詰で、ここまで明らかな食いつきの違いはなかった。

老化とともに、段々と嗜好性が狭くなっているのかもしれない。

今後、a/d缶にすら反応しなくなった場合は、それ以上の手立てはない。

もう何をあげても効果はないだろう。

食欲がヒルズのa/d缶により少し回復したとはいえ、体調は以前としてよくない。

眼振も続いている。

最低限必要な食事をしていれば飢えて死ぬことはないが、果たして薬を飲んで一日中寝ているだけの生活に価値はあるのだろうか？

食事をしなければしないで心配だし、食事をしたらしたで苦しい状態が長く続くだけなのではないかと葛藤している。

苦悩の日々は続く。